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代表挨拶

ご挨拶

代表 松岡 敏

急速な高齢化が進む日本において、単身高齢者の「住まい」と「死後の手続き」をどのように確保するかは、深刻な社会問題となっています。頼れる親族がいない「お一人様」にとって、入院時や施設入所時に求められる身元保証人は大きなハードルです。緊急連絡先すら確保できない現状は、もはや他人事ではありません。また、ご自身の死後、遺品整理や葬儀、納骨などを誰に託すのかという問題は、多くの高齢者の不安の種となっています。

全国各地に高齢者サポート団体が設立されていますが、残念ながら、その質は玉石混交であり、預託金を持ち逃げして破綻した事業者も存在しました。個人による身元保証では、継続性に限界があります。法人の場合も、倒産のリスクを避けることはできません。この現状を少しでも改善し、高齢者の皆様に安心をお届けしたい。それが、私の現在の目標です。

私のライフワークは、20代の頃から一貫して「住まい」と「居場所」の提供でした。
大学卒業後に入社した出版業界では、バブル崩壊後に増加した「ホームレス」問題に深く関わり、新宿の地下道のダンボールハウスや山谷、釜ヶ崎のドヤ街に泊まり込んで長期の取材生活を送った経験もあります。身寄りのない方が亡くなった後の処遇が、明治時代の「行旅病人法」という古い法律によって定められていることを知ったのもそのころでした。

その後、私が携わってきた強制執行の現場は、経済的な理由などで「家」を失う人々との出会いの連続でした。独居死の現場に立ち会ったことも少なくありません。その中で生活保護申請の同行や住居探しの支援などを行い、それが現在の行政書士・不動産業につながっています。これら特殊な分野で得た知識と経験こそ、私の最大の強みです。

近年、私は官公庁や非営利団体で、相談窓口の相談員を務めています。そこで痛感したのは、頼れる人がいない高齢者にとって、身元保証や緊急連絡先の確保が、どれほど切実な問題であるかということです。高齢者の皆様に、少しでも多くの「安心」と「信頼」をお届けできるよう、今後も尽力してまいります。

代表プロフィール

昭和40年、北海道に生まれる。
法政大学法学部卒。
出版社の週刊誌記者を経て、強制執行補助業務事業を開始。
事業範囲を拡大し現在にいたる。
特定行政書士、宅建士、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、競売不動産取扱主任者、ファイナンシャルプランナー。