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「終活に関する意識・実態調査 2025」の結果から終活のいまを考えてみる


💖 ポジティブに人生を整える「新・終活」時代へ:実行者の幸福度が高い理由と500万円超えの費用実態

💡 終活は「人生をよりよくするための活動」へ進化

かつて「終活」と聞くと、「死の準備」や「暗い活動」といったイメージがつきものでした。しかし、最新の意識調査によると、終活は今や「人生の後半を豊かに、前向きに生きるための活動」へと進化しているようです。

株式会社ハルメクホールディングスの「終活に関する意識・実態調査 2025」の結果から、この新しい終活の波と、それに伴う具体的な行動の変化、そして費用感について詳しく解説します。


📊 終活の実施率は44.0%!実行者の満足度が高い理由

調査結果によると、50~80代の男女のうち、終活を「すでに始めている」人の割合は44.0%に達しました。そして、注目すべきは、終活を始めた層は、そうでない層と比較して、幸福度や生活満足度が高い傾向にあるという点です。

これは、終活が単に物を片付ける行為ではなく、将来の不安を取り除き、自分の人生の主体性を取り戻すためのポジティブなプロセスであることを示しています。将来への見通しが立つことで、現在の生活に集中し、満足度を高めていると考えられます。

📈 終活にかかる費用は平均503万円!資産整理が中心に

終活の実施者にかかった費用の平均は、前回調査の約450万円から大きく上昇し、約503万円という結果になりました。

この費用増の背景には、終活の内容が「葬儀やお墓の準備」といったイベント費用から「資産運用や不動産の整理」といった資産整理にシフトしていることが挙げられます。

特に、以下の項目は費用を押し上げる要因となっています。

  • 金融口座・金融商品の整理や資産運用
  • 自宅のリフォームやリノベーション(終のすみかへの投資)
  • 不動産の整理・処分(売却や譲渡)

終活は、人生の集大成としての「自己投資」の側面を強めています。

📌 行動の変化:「手放す終活」と「デジタル終活」がトレンドに

人々が実際に行っている終活の内容には、顕著な変化が見られます。

1. 「手放す終活」の浸透

年賀状じまい」や「墓じまい」など、これまでの習慣や物を手放し、シンプルにする“手放す終活”が広がっています。特に「お墓の整理・墓じまい」への関心は前回調査より上昇しており、伝統的な供養の形にとらわれない選択肢が一般化していることがわかります。

2. 「金融・デジタル整理」の優先度上昇

終活の具体的な認識として最も高いのは、「金融口座・金融商品の整理」です。

つぎに「デジタル関連の登録・加入サービスの情報整理」も2割を超えており、インターネットやスマートフォンが普及した現代において、デジタル遺品への対策が必須の終活項目となっています。デジタル終活は、ヒントや記録がないと、残された人にとって整理がもっとも困難なもののひとつです。元気なうちに対策を考えていたほうがいいかもしれません。


✅ あなたの終活、今日から始めてみませんか?

「まだ早い」と思っている方も、まずはエンディングノートに希望を書き出すことや、使わない金融口座を整理することから始めてみませんか? 終活は、未来の不安を小さくし、今の幸福度を最大限に高めるための最良の手段です。


[次の一歩]

あなたの資産状況や希望に合わせた最適な終活プランを、いちど専門家と相談して設計してみませんか?

参考にした調査タイトル「終活に関する意識・実態調査 2025」
掲載元株式会社ハルメクホールディングス(ハルメク生きかた総合研究所)
公開日2025年5月22日
概要50~80代の男女を対象に実施された、終活の実施状況、幸福度との関係、費用、具体的な行動内容などを分析した調査。