💡 業界の健全化を目指す「全終協」の設立を歓迎
11月26日に、一般社団法人 全国高齢者等終身サポート事業者協会(通称:全終協)の設立記念フォーラムが開催されました。WEB上ですが当センターも参加し、業界の未来と健全化を担おうとする参加者の方々の熱意と志を感じました。まずは、設立を心より歓迎いたします。
全終協は、身寄りのない高齢者等に対する「高齢者等終身サポート事業」の健全な発展と社会的信頼の獲得を目指す、日本初の業界団体です。2025年2月の準備委員会立ち上げから、わずか数ヶ月でその歩みを進められました。
高齢化の進行により、本事業の重要性が増す現代において、国が策定したガイドラインを業界として受け止め、自主規制を通じて質の担保と信頼構築を目指す全終協のミッションには深く賛同しております。
🤝 準会員としての参加と、正会員への真摯な躊躇
当センターは、全終協の掲げる理念と活動に共感し、業界の健全な発展に貢献したいという強い思いから、まずは準会員として入会を申し込みいたしました。
しかしながら、現時点では正会員としての申込みについては、いくつかの点で真摯な躊躇を抱いています。これは、協会への期待が大きいからこそ、解消されてほしいと願う重要な課題点でもあります。
正会員への申込みを躊躇している主な理由は以下の通りです。
1. 会費設定に関する負担感
- 正会員の年会費は12万円以上という設定であり、当団体の事業規模にとって、決して軽視できない高額な費用です。(準会員の年間6万円の会費についても、正直なところ負担が大きいと感じています。)
2. 初期参加団体の傾向と業界の多様性への懸念
- 設立準備の段階から積極的に参加されている団体が、おしなべて初期費用が高額なサービスを提供されている事業者が多い点に懸念が残ります。
- 当センターのように、個人士業者の集合体としての仕組み(全参加士業者が一度に破綻するリスクは極めて低い)を安全装置とし、適正な価格設定で活動する小規模の事業者が、活動しやすい体制であるか、業界全体の多様性を反映しているか、という点について、疑問を感じています。
- 高額な費用を前提とした事業は、一般の収益事業と同様に「成長し続けなければ破綻のリスクが生じてしまいがちである」というリスクもはらんでいるのではないかと感じています。そのための保険のようなものを、正会員には提供する予定とのことですが……。業界団体の制度設計が、多様な事業形態を包括できるものとなることを望みます。
3. 遺贈寄付に関する方針の厳格化の必要性
- 協会のルールにおいて、遺贈寄付(遺言による寄付)等について、ある程度の歯止め的なルールは策定されているものの、明確に禁止されていないこと。残された理由もある程度は理解できますが……それでも、です。
- 事業の透明性や依頼者保護の観点から、遺贈寄付は受託者と依頼者の間で将来的なトラブルを引き起こすリスクが非常に高いため、それを未然に防ぐためのより厳格な方針(原則禁止など)が必要ではないか、という点で議論の余地があると考えています。
🚀 今後の展望
私どもは、全終協が目指す業界の健全化は、高齢者等終身サポート事業が社会的に信頼を得るために必要不可欠な取り組みであると確信しています。
まずは準会員として(まだ申込み段階ですが)、協会の活動を間近で注視していきたいと考えています。上記の懸念事項が解消され、より幅広い事業者が安心して参加でき、多様なニーズに応えられる開かれた体制が整うことを強く期待してます。

